【意識するは善?意識しないは悪? vol.1】

【意識するは善?意識しないは悪? vol.1(1~3)】

テニスというスポーツは、なかなか思い描いた通りに打てることが少ないので、自然と打つたびに修正を繰り返しながらプレーしているものです。
この「自然と」というのことが意外とミソな部分かもしれません。

「意識して練習することが”善”」
「意識しないで練習することが”悪”」
という考え方もありますが、後者であっても練習しているかぎり経験を積み重ねています。
そして、ボールを打つ限り、なんとなく打ちたいボールのイメージが存在し、その都度調整しながらプレーしているはずです。
たしかに仮に悪いフォームで継続して反復し続ければ、フォームに関しては逆効果になることもありますが、それでもインパクトの感覚に関しては、経験を積み重ねているとも言えます。

意識というのは、「浅い意識」「深い意識」があって、前記した善悪の意識というのは比較的「深い意識」の意味合いを指すことが多いです。
禅問答のようにも聞こえ、かなり分かり難い表現ですが、「深い意識」は、フォーム・フットワーク等を強制的に改善しようとする意識で、「浅い意識」は、極々自然に面の角度等の修正を繰り返しているような意識です。

ここで注目して欲しいのは「浅い意識」です。
ほとんど意識しないで調整することなので、意識という言葉さえ適切ではないかもしれませんが、あくまでも仮の表現だと思ってください。
以前、手の感覚についての書かせて頂きましたが、手の感覚が鋭くなることによって、直接的にテニスが変わるというわけではありません。
【未開拓な手の感覚 vol.1~3】
https://tennistrip2020.com/?p=590

テニスラケットの構造上、グリップを握っているので、手の中にわずかな遊びのような空間があったとしても可動させて調節することはほとんどできません。
あくまでも、手首や肘、肩というように、最終的には身体全体で調節することになります。
ここで大切なことは、「感知する」ということです。

【意識するは善?意識しないは悪? vol.2】に続く

~JR総武線「下総中山駅」北口から徒歩2分~
【TENNIS Trip営業時間】
[火〜金]13:30〜19:30
[土日]10:30〜19:30
[定休日]月曜日

コメント