意外と知らない、少しだけテニスに関わる「＃」の由来

【意外と知らない、少しだけテニスに関わる「＃」の由来】

[＃]横線が平行な記号をハッシュタグ
[♯]横線が斜め右上がりな記号をシャープ
とのことですが、プッシュ式電話の流れで、日本では昭和世代の人は特にシャープという呼び名に馴染みがあることが多いです。

２つの違いはさておき、「＃」の起源を古代ローマまでさかのぼると、「l」と「b」が変化したという説があります。
ラテン語で重さを表す「Libra Pondo」を略した「lb」という単位です。
「l」と「b」で、単位を示すことから横棒で繋げた形が、「#」の原型となったのこと。

テニス人なら、「lb」という単位に記憶にある方は多いのではないでしょうか？

ストリングのテンションを指定する時によく使う「パウンド（ポンド）」です。
ちなみに印字等で「lbs」という表記になっているのは、縦糸と横糸のテンションを変えたことによる複数形「s」を採用していることが多いようです。
「lb」なのに「ポンド」と呼ぶだけでなく、意外と「#」がよく使う単位と繋がりがあるなんて、不思議な縁を感じます。

思わず「50ポンド」→「50lb」→「50#」って使いたくなってしまいます（笑）